Staff introduction スタッフ紹介

Tomiyama kayo冨山 佳代

2015年 入職 生活相談員

現場の経験を活かし、介護の悩みに 耳を傾ける相談員。地域と施設の 架け橋としての挑戦は続く。

生活相談員 冨山 佳代

Q1どのようなところにやりがいを感じますか?

入社後の3年間を介護職として働き、現在は入職時より憧れていた生活相談員として働いています。 生活相談員としての私の役割は施設の中で地域との連携を図ることです。 地域の方からの入所のご相談に対応することは勿論、ボランティアの受け入れの対応等も行っています。 例えば施設の近所にお住まいの方から、「趣味の踊りを施設にて披露したい」というお問い合わせがありました。 そういった際に日時の調整をしたり、内容のお打ち合わせをしたりします。 ファミリーの体調や自立度などを考慮し、ボランティアの活動の内容を決めていきます。 地域の方との交流は、施設の中で生活するファミリーにとって、社会性の維持や余暇活動の充実の為に重要なことです。 自分が企画調整したボランティアのイベントに喜んで参加されるファミリーと地域の方の姿を見ると非常にやりがいを感じます。

Q2介護職としての経験は役に立ちますか?

私は介護職として現場を経験してから、生活相談員となりましたが、介護職の経験があったからこそ、 より自信を持って相談業務に取り組めている、と感じています。

介護福祉に関する相談に対応する時、問い合わせていただく方は必ずしも介護に関しての知識があるとは限りません。 現場での経験も踏まえながら、そのような方のご質問にも細かくお答えさせていただいています。 現場での経験から自信を持って対応することができ、相談者の安心にも繋がっていると思います。

また、介護職としてファミリーと向き合う時には、障害や病状により、ご本人からご要望をお話いただけない場合もあります。 そのような状況でも、表情や仕草から気持ちを読み取り、ファミリーの声にならない声に耳を傾けてきた経験があります。 こうして培ってきた他者の気持ちを汲み取る力が生活相談員となった今でも活きています。

Q3理想の介護とは?

私が思う理想の介護は、包括的なチームケアでの介護です。 施設の中でも、地域の中でも、私一人では介護は行えません。 ファミリーの生活を支えるには、介護職の頑張りは勿論のこと、一緒に働く看護師やケアマネジャー、 栄養士などの多職種との連携が重要です。職種の垣根を越え、ファミリーにとっての最善が何かを考える必要があります。

地域においても同じことが言えます。昨今では少子高齢化や核家族化が進んでおり、 それに伴い、老老介護や介護離職など、介護に関わるお悩みを抱えるご家庭が増えています。 そのお悩みを解決する為に、地域の方が気軽に相談ができる開けた施設作りを目指しています。 1人でやればいい、自分だけがやれていればいい、ではなく、ファミリーに関わる全ての人がチームとなり、 互いの専門性や価値観を提供し合って、ファミリーの生活をよりよく支えていけるようにしていくことが理想です。